03 / 協働
どこまでをシステムに 引き受けさせるか。
エージェントは、答えるだけでなく動くようになった。広く任せれば、一つの誤りが遠くまで広がる。狭く任せれば、何も渡せない。価値は、何を許すかで決まる。
この仕組みを体験する任せる範囲を、決めておく。
スクロールで進み、操作で確かめる。
01答えのあとに、三つの動作。
検証を通った答えを受けて、エージェントは次の三つの動作に進もうとしている。どれも最初は、見るだけにしてある。
届く先は、社内の会議、全社の定義、そして社外の客先。
- A-01 · 社内の会議両方の定義を書いた答えを、会議に出す
- A-02 · 全社の報告が使う定義指標の定義を、客先の希望日に書き換える
- A-03 · 客先への約束客先に、短納期の大口受注を受けると返事する
02それぞれ、どこまで許すか。
見るは、読むだけ。提案するは、根拠と選択肢を添えて人に渡す。実行するは、自分で行う。
境界の外に届く動作ほど、人の確認がいる。
03決めた範囲で、動かす。
三つの動作を、いまの範囲で走らせる。
- A-01 · 見る狭すぎる
答えを出せない。問いは人の手元に戻り、会議に間に合わない。
- A-02 · 見る狭すぎる
定義はそのまま。来月も、同じ問いに回答日で答える。
- A-03 · 見る狭すぎる
返事の案もない。営業部長が一から書く。
適切 0 · 狭すぎる 3 · 広すぎる 0
範囲を変えると、もう一度動かせる。
04却下するなら、理由を書く。
指標の管理者に、提案が届いた。管理者として決める。
定義の書き換えは、まだ誰にも届いていない。
「納期遵守率」を、客先の希望日で数える定義に書き換える。根拠:営業部長の修正と、希望日で79%・回答日で94%という検証の結果。
05決めたことが、次の記憶になる。
どの動作を、どこまで許したか。どこで人に返り、誰が何を理由に決めたか。その後どうなったか。同じ記録に残り、次の問いの前に戻ってくる。
判断はまだ記録されていない。 先に決める
何ができるかより、 何を許すか。
動作を、見る・提案する・実行するに分けて許す。境界の外に届く動作は、根拠と選択肢を添えて人に返す。却下には理由を残し、その理由を次の規則にする。許した範囲には期限をつけ、記録に残す。
三つの動作と一つの提案だけを扱う、架空の限定的な例です。実際の権限設計では、期限や取り消し、監査の手順まで決める必要があります。
